こういう症状ありませんか?
下肢静脈瘤とは?
足にコブのような腫れ。むくむしダルい、痒みなど…。このような症状は、下肢静脈瘤の症状であることが考えられます。
「下肢静脈瘤」とは、血管(静脈)内にある血流を支える弁が壊れ、足の血液が停滞して溜まり、足の静脈血管が浮き出てきて、あちこちでコブ状に膨らみ目立つようになった症状のことです。
下肢静脈瘤の場合は自然治癒しませんので、足の違和感が長期間続くようであれば、医療機関での診療をおすすめします。
もし治療が必要となっても、殆どの場合は日帰りでの治療が可能で負担も少なく、レーザー治療は健康保険が適用されます。
下肢静脈瘤になぜなってしまうの?
静脈にある逆流防止弁が何らかの理由で壊れると、血液が心臓に戻る事が出来なくなってしまい逆流してしまいます。逆流を繰り返す事で血液が滞留し、行き場を失った血液が長く静脈に溜まり拡張してしまった症状が下肢静脈瘤です。
この弁は、一度壊れてしまうと治る事がない上治療や手術で治す・再生する事も出来ません。よってその静脈は、血液を心臓に送り返す事が二度と出来ませんので、症状が酷い場合は静脈を取り除く手術が必要となります。
下肢静脈瘤の種類
伏在静脈瘤
(3mm以上)
大伏在静脈や小伏在静脈の逆流防止弁が壊れて血管がポコリと浮き出る静脈瘤です。下肢静脈瘤の中では一番多い症状で、大きい静脈瘤なので、レーザー治療による手術で治療します。
網目状静脈瘤
(2~3mm)
皮膚のすぐ下の浅い場所に発症する、細い静脈に出来る下肢静脈瘤の症状で、血管が青く網目状に見えています。小さな静脈瘤ですので、注射による硬化療法にて治療します。
クモの巣状静脈瘤
(0.5~1mm)
1mm以下の細い静脈瘤が蜘蛛の巣状に広がって見える症状です。自覚症状が殆ど感じる事がなく、静脈瘤としては軽度で何らかの症状がない限り特に治療を必要としません。
下肢静脈瘤の重症度チェック
下肢静脈瘤は症状が軽い場合でも放置すると症状が進行し、下肢静脈瘤の場合は自然治癒することがないので、医療機関で診察しましょう。
重症度1 |
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血管の色が目に見えて浮き出ている
重症度2 |
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血管の色が目に見えて浮き出ている
重症度3 |
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足のうっ血による症状がある
重症度4 |
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足の皮膚の炎症症状がある
重症度5 |
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出血や潰瘍を認める
下肢静脈瘤を治すなら「楽クリニック」
楽クリニックは和歌山県和歌山市にあり、和歌山市のシンボル「和歌山城」にほど近くにある、日帰り手術専門のクリニックです。当クリニックでは主に、下肢静脈瘤・痔・鼠経ヘルニアの日帰り手術を行っています。
日々、辛い足の浮腫みや怠さなどでお悩みの患者さまが、気軽に相談・診療できるクリニックであるよう、心掛けています。
診察カレンダー
診察時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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8:30〜12:00 | 手術 | 外来診察(10:00〜) | 手術(〜10:00)手術 | 休診 | 手術 | 外来診察 | |
14:00〜18:00 | 外来診察 | 外来診察 | 外来診察(〜17:00) |
8:30〜12:00 | 14:00〜18:00 | |
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月 | 手術 | 外来診察 |
火 | 外来診察(10:00〜) | 手術(〜10:00)|
水 | 手術 | |
木 | 休診 | |
金 | 手術 | 外来診察 |
土 | 外来診察(〜17:00) | |
日 | 外来診察 |
※火曜日のみ、8:30〜10:00は手術、10:00〜12:00は外来診察です。
※学会など臨時休診日の場合がありますので、必ずお電話にてご確認お願いします
下肢静脈瘤の検査
患者さまの症状が、下肢静脈瘤が要因によるものかをお調べする為、まずは当院スタッフによる問診を受けていただきます。その後患部静脈の逆流など超音波検査(カラードプラ検査)を行います。
リラックスした状態で検査を受けて頂けるようできる限り配慮しておりますので、症状が気になる方はまずは検査を受けて下さい。
カラードプラ検査
「カラードプラ検査」は、超音波を利用して血液の流れの向きをカラー画面で表示する方法です。足にゼリーを塗り、プローブという機器を当てる痛みのない検査です。原因の多くを占める足の付け根の血管までしっかりと検査します。
主な特徴として、血液の流れを色分けして表示することができます。心臓に向かう血流を青色で、逆流する血流を赤色で表示することができます。逆流の有無がしっかり分かる他、原因の場所も正確に確認できるので、診断や治療方法も直ぐに提示することができます。
下肢静脈瘤の治療
下肢静脈瘤の治療は、手術が不要な保存治療とレーザー手術による外科的治療を行います。症状が軽く外科的治療が必要ない場合は医療用弾性ストッキングによる保存治療を行いますが、症状の改善が見込めない場合や、既に症状が進行している場合は、保険適応のレーザー治療を行います。
レーザー治療は、入院不要の日帰りでの手術が可能で、短時間で終わり、傷跡も殆ど目立つことなく治療することが可能です。
下肢静脈瘤の手術費用について
診療内容 | 3割負担 | 2割負担 | 1割負担 |
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初診料(検査代含む) | 00,000 円 | 00,000円 | 00,000 円 |
圧迫療法(弾性ストッキング) | 00,000 円 | 00,000 円 | 00,000 円 |
レーザー治療 | 00,000 円 | 00,000 円 | 00,000 円 |
硬化療法 | 00,000 円 | 00,000 円 | 00,000 円 |
初診料(検査代含む) | |
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1割負担 | 00,000 円 |
2割負担 | 00,000 円 |
3割負担 | 00,000 円 |
圧迫療法(弾性ストッキング) | |
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1割負担 | 00,000 円 |
2割負担 | 00,000 円 |
3割負担 | 00,000 円 |
レーザー治療 | |
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1割負担 | 00,000 円 |
2割負担 | 00,000 円 |
3割負担 | 00,000 円 |
硬化療法 | |
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1割負担 | 00,000 円 |
2割負担 | 00,000 円 |
3割負担 | 00,000 円 |
※費用はあくまで目安であり、検査や治療内容によって金額が異なります。
※表示価格は税込み。
楽クリニックでは、保険適用の治療を中心に行っています。
お支払方法
当院では、自動精算機を導入し、本年度より運用しております。これまでの現金でのお支払い以外に、タッチ決済にも対応しております。
待ち時間短縮の一環としており、操作に慣れるまではご不便をおかけするかと思いますが、ご理解の程何卒宜しくお願いします。
医療用弾性ストッキングによる圧迫療法(保存治療)
保存治療として、当院では医療用弾性ストッキングによる治療を行っております。医療用弾力性ストッキングとは特殊な編み方により、 足をしっかりと圧迫するストッキングです。足首の圧力が最も強く、上に行くにしたがって圧迫圧が弱くなっています。下肢静脈瘤が進行するにつれ、圧迫圧の強い医療用弾力性ストッキングが使用されます。
レーザー治療(下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術)
レーザーで静脈を閉塞させてしまう血管内治療で、細いレーザーファイバーを静脈の中に入れ、レーザーで静脈を閉塞させてしまう血管内治療です。
このレーザーによる治療方法は、皮膚科や美容整形で行われている体外からレーザーを照射する方法や下肢静脈瘤のストリッピング手術など従来の手術と異なり、局所麻酔で行う事ができますので、ほとんど傷をつけずに、短時間で静脈瘤の治療が可能です。
硬化療法
硬化療法は、症状が軽度な場合の治療方法として用いられます。静脈瘤の症状がある部分に硬化剤を注射して静脈瘤そのものを壊す治療法です。硬化剤によって、血管内の血液が固まって塞がってしまいます。
治療箇所は内出血が起こり赤黒くなりますが、1~2週間程で消えます。この時、静脈に沿って皮膚が茶色くなることがあり(色素沈着)、1ヵ月後治療した静脈瘤はが、その後静脈瘤が硬くなってしこりになります。
半年も経つと、しこりは消えますが、色素沈着は消えるまで1~2年ほどかかります。
下肢静脈瘤の検査・治療の流れ
- 診察の予約を入れていただきます。
- 初診当日、受付で受付票・問診票の記入をしていただきます。
- 看護師による問診があります。
- 足の超音波検査を受けていただきます。検査の時にご希望があれば、検査用のスカートを履いていただきます。立った状態で超音波検査を行います。足の付け根から、足首の辺りまで静脈の流れを超音波検査で調べます。
- 超音波検査結果を院長よりご説明いたします。
- 手術加療が望ましい場合は、看護師が日帰り手術についての説明、手術日の決定、手術前の検査、手術当日の注意点などの説明をおこないます。
- 手術、麻酔の方法について院長から説明いたします。※手術前の検査や説明を手術までもう一度来院していただいて行う場合もあります。
- 来院、血圧測定後に手術着に着替え、超音波検査を行いながら手術する箇所に印をつけます。
- 手術室に移動し、手術台に上向きで寝ていただき、モニター類を装着、点滴を行います。
- 麻酔を開始します。麻酔がかかったことを確認してから手術の準備を行います。
- 院長が手術をおこないます。
- 手術時間は手術の方法や患者さんの状態により異なります。
- 手術前に説明させていただきます。
- 麻酔を覚まし、患部に包帯を巻きます。
- 歩いて回復室に移動し、30~1時間休んで頂きます。
- 看護師より術後の注意点など説明を受けて頂き、会計、ご帰宅となります。
手術翌日の朝、当クリニックより手術後の経過伺いの電話をさせていただきます。
治療方法によって異なりますが、通常翌日か翌々日に手術後の診察を行います。
手術後の創の消毒はありません。 手術当日は自宅で過ごしていただき、動いていただいて大丈夫です。
よくあるご質問
院長紹介
楽クリニック院長の藤田定則です。当院は、日帰り手術専門のクリニックとして2004年に開院、これまで13,000件以上の日帰り手術による治療を行ってきました。患者さまに楽に治療が受けていただけるクリニックを目指し、日々研究しております。
静脈血管が壊れて発症する下肢静脈瘤は、自然治癒しない為、放置したまま症状が進行すると、手術による治療が必要です。しかしながら、その殆どは日帰り手術による治療が可能ですので、出来る限り症状が軽いうちに専門医の診察を受けて下さい。
当院でも患者さま一人一人の症状にあわせた治療を行っておりますので、足が怠いなど「ひょっとして下肢静脈瘤かな?」と思ったら、是非一度ご相談下さい。
藤田 定則
略歴
- 1989年大阪医科大学卒業同付属病院 一般・消化器外科入局
- 1996年医学博士号取得
- 2003年松原徳洲会病院 外科部長
- 2004年楽クリニック開院
資格など
医学博士/日本外科学会認定専門医/日本消化器内視鏡学会専門医/日本脈管学会専門医/日本短期滞在外科手術研究会世話人/JSSSA世話人
所属学会
日本大腸肛門病学会/日本臨床外科学会/日本静脈学会/日本脈管学会/国際日帰り手術学会